【11/6/30】
今年は、ビューティフル・オーシャン・アワードはお休みで、ゴミコンを開催します。
これは友人である、ニューズド・プロジェクトの青山氏が廃材を使った商品を開発しているのを、たまに見学しにいったり、廃材を提供する工場に社会見学に行ったときに思いついたコンテストです。
日々、沢山の工場や企業から、沢山の廃棄物が生まれているのを直に見たときに、ショックを受けました。
なんとなくすごいのだろうな、とは思っていても、実際に自分の目でみると非常に驚きます。
さらに、廃材とよばれていても、綺麗なものや、全く使っていない素材なども廃棄されている現状を見てダブルショックです。が、「これ使えそう」と思っても実際にはどうやって使えばいいかわからない。
じゃあ、全国の人からアイデアを募集しよう。そして、いいアイデアは製品化しよう。そんな発想でした。
2年くらい前に思いついて、やっと今年、ニューズド、CJキューブとわれわれBOP協同で開催。
必要なものを不要なもので作る。
ゴミコンの目的は3つ。
■知ってもらう
■参加してもらう
■プロダクトを作る
まず、どれだけの廃材が日々生まれていて、それらが、再利用の可能性があること、をこのコンテスト
を通じて感じてもらえたら。そして、みんなのアイデアでそれらをプロダクトとして再度命を吹き込む。
アート作品ではなく、魅力的なプロダクト(製品)を作るコンテスト。そう製品。
良い製品とは?もちろん、お金をだして買いたくなる製品。廃材と呼ばれ、企業が毎月、莫大な量の
ものを廃棄していますが、アイデア次第ではまだまだ使えるものも沢山あります。なかには一度も
使用していない素材や、在庫過剰で捨てざるを得ないものなどもあります。
廃材の素材特性を活かして、素敵な製品を生むアイデアを募集します。
審査員にはバイヤーの方にもお願いしました。
「自分の店で売ってもいいと思える製品」という観点で審査してください。と頼んでいます。
ということは、普通にバイヤーが商品を選んでることになります。バイヤーの方が
「これを自分の店において売れるのか?」とシビアに吟味した後、選出します。
選ばれたアイデアは、製品化された後、店頭にならんで実際に売買されます。
廃材の「リサイクル、リユース」を抜きにかっこいい、美しい、買いたくなる、必要とされるプロダクト
のアイデアを期待してます。人が愛着をもって長い間使えるもの。
「リサイクルだからいい。」からもう一歩踏み込む。
モノを持ったとき、見たとき、最初に目につくのは、「リサイクル」ではなく、デザイン性や機能性などの
その物自体がもつよさ。結局、人の生活や趣味に密着して、長く使えるものは
「リサイクル品でエコだから」ではなく、「機能的だから」「かっこいいから」。
「リサイクル品でエコ」でも「かっこわるかったり」「使いづらい」製品は長い間使ってもらえません。
そして、欲を言うと、、、大きな製品が生まれてくれたら、、
例えば、一つの廃材素材を細かくきって100個の製品を作ったとします。
毎月その素材が1000個廃棄されていたとすれば、そこから生まれる製品数は10万個になります。
どんなに優れた製品でもちょっと多すぎます。(もちろん大量に消費するような製品でしたら大歓迎)
例えば、「この素材を10個と他の素材5個を使って、大きな家具を作りました。」の場合は一気に
沢山の廃材が救われてうれしいですね。
将来的に、廃材を使った素敵なカフェテーブルとソファーのセットとか生まれて、カフェやバーの
家具がすべてゴミコンから生まれた製品とかだったらもう最高ですね。
この場合はウィン・ウィン・ウィン・シチュエーションです。
ゴミコンに応募して製品化された人:製品化された暁にはロイヤリティーが入る。
カフェのオーナー:素敵な家具がリーズナブルな値段で買える。(材料費と商品開発費がほぼないため
価格もほかの家具よりかはリーズナブルなはずです)
廃材を提供している企業:廃棄していた経費が少なくなる。
つい先走って楽しい想像してしまいました。
皆様のご応募楽しみにお待ちしております。